2014/02/08

新作アルバム レコーディング完了

4年ぶりのピンクボンゴのレコーディングが完了した。スタジオはオンキョーハウス。
大路としては8~90年代の広告全盛時代にスタジオミュージシャンとして最もお世話になった思い出深いスタジオであり、ピンクボンゴとしても此処での録音は三度目の利用となる。エンジニアにはピンクボンゴ全作品に関わっていただいた西込加久美氏。スポンサーは六粋堂。メンバーは今や不動のご存知、ベース高橋ゲタ夫、ギター宮崎カポネ信義、ピアノ中島”昆虫半“徹、ドラムス加納樹麻。
起承転結シリーズ4部作発表から4年間に熟成したオリジナル、カバー、アイデア満載での満を持しての録音。
今回アルバムではリスナーのヘビロテに耐えうる様に、ライブと違い一回聴いてしまうといきなり鮮度が落ちてしまう演出と小芝居系は極力廃し、純音楽に徹した。(ライブではお約束のようにやりまっせ/笑)
その上でジャズとしてあるべき一発録音の風情/風味を大事に、ラテンでは必須アイテムと音楽の重厚さを追求した時、この人しかいない、というスペシャルゲストを考えた。そしてこのオリジナル5人の、かぶらないキャラと多彩な芸風を自然に生かすとこんなメニューのラインナップとコンセプトに仕上がった、という感じだ。
4年という歳月の間にはピンクボンゴ界では試行錯誤や迷いや失敗や軋轢の芽も息吹始めかけたが、メンバー5人は常にそれぞれ真摯にその技を磨いてきたのである。綿々と。脈々と。淡々と。
再確認、そして発展。リーダーの掲げる「元祖スクランブルミュージック、ピンクボンゴ」の旗印のもと、今も迷いなく鞘から刃を抜く五つの閃光をただただ感じてほしい。
そして、無謀とも思える幾多の音楽的要求にも、違法とも思える拘束時間にも、全く嫌な顔ひとつせず協力してくれたスペシャルゲスト&世界的スペシャリストに深く感謝する。

大路